2015年06月27日
M邸 ご遺品整理の場合
M邸 ご遺品整理の場合・・・6月24日(水)から6月27日(土)午前まで
私の先輩でありますM様、昨年お父様を亡くされ、お母様の怪我もあり大変忙しい中、お父様のご遺品整理を当社に委託していただきました。
こちらのお宅の場合、お父様のご遺品、お母様が居住すること、M様の貴重な収集物、そして家財のほとんどが2階の3間に集中して置かれている状態でした。これは、急に亡くなられたお父様の報を受け、ご遺体安置の場所を確保するため、急遽親戚の方々一同で、2階に仮置きしたとのことです。
われわれ遺品整理業者としては、ありがたくもお母様、M様立会いをして頂くことになり、24日はお二人同席のもとご遺品整理作業開始となりました。
8畳間の分別が終わると、6畳間の積み上げた処分品を8畳間に移設し、残った6畳間の物品を判別・整理していきます。
その後、1階のお母様居住部分にて、押入れなどの物品整理作業となります。
思い出は思い出として覚悟されていた、お母様の決断の早さに当方も助かりながら、凄い決断力と感心しきりの私たちでした。
25日は26日に予定していた処分品搬出作業のため、近隣に
「M様ご遺品整理を承ります、銀河エンタープライズです。明日、搬出作業を行いますので通行にご迷惑をおかけ致しますが、ご了承いただきたく参りました」
とご挨拶申し上げ、略図を渡して終了です。
翌26日は処分品の搬出作業と、追加の分別・整理作業を並行して行いました。私を含め総勢6名で取りかかりましたが、想定よりも物量が増えていたのですが、午後3時には全ての搬出作業を終える事ができ、M様もその作業の早さに驚いていました。
さて、本日27日は、養生シートで隔離した物品と選別した物品を同一物品で整理し、のちのちご家族が種類別に収納しやすく並べ替え、【来た時よりもキレイに】をモットーに清掃し、全作業を完了とさせて頂きました。お母様としばし歓談後、お礼を申し上げ、お別れ際にお母様が言われた一言
『名残惜しいですね。またお立ち寄りください』
には、こちらも感激いっぱいで、最敬礼したほどです。今回は頂く報酬以上のものを頂いてしましました。
心から、御礼申し上げます。
(注)本日お仕事中で立ち合いが出来なかったM様には、メール(写真添付)にて作業報告をさせて頂いております。
2015年06月22日
孤独死になってしまう傾向 最終話
孤独死を防ぐために
遺品整理士の私が学んだことを、少しずつお話しようと思います
本日は最終話です。いままでお話しした環境面を振り返りつつ
孤独死を防ぐ、孤独死を覚悟する事に、現実的なお話をしましょう。

◆ひとり暮らし?
そもそも孤独死の最たる原因がこのひとり暮らしをしていることです。
未婚の独身男性、独居老人、別居中の夫婦とひとり暮らしになる原因は様々ですが、誰かと一緒に住んでいれば突然死してしまったとしても、何日も発見されないといった孤独死状態にはまずなりません。
「独身貴族」「おひとりさま」などひとりでの人生を謳歌する処世術については沢山書籍などがありますが、他人との接点を切ってしまった独り暮らしには孤独死の危険が潜んでいることに注意しましょう。
◆仕事以外で一緒に遊びに出かけるような友人がいない?
とかく男性に多いのが仕事以外の知り合いがいない方。いざ、退職して自由な時間が増えたとしても気軽に遊びに誘える友人が誰もいないとなると、すぐに外へ出る気力を失ってしまい、結果引き篭もってしまうことになります。
学生時代の友達、仕事で知り合った方々、趣味の仲間、なんでも構いませんから気軽に遊びに誘える友達は大事にしていきましょう。
◆定期的に部屋の掃除をしている?
過去の経験からいって孤独死されている方の部屋の多くが掃除がされていません。部屋が汚れてもゴミが溜まっても平気な方はすでに孤独死予備軍です。ゴミを片付けるのは健康に過ごす第一歩です。ゴミに埋もれた姿で発見される自分を想像してみてください。パソコンのHDDの中身を気にするよりも絶対に見られる部屋を綺麗にする事の方が重要に思えてきませんか?
※以上のように、これまで環境や精神、年齢面といった孤独死の要因・傾向をお話してきました。
悲しい現実ではありますが、昨今の世帯事情を鑑みるに、増加していくことは否めません。
その中で孤独死をなるべく迎えないようにすること、孤独死を覚悟した時にすべき事を
以下にお話ししましょう・・・
戦後、核家族化の流れの中で、一世代ごとに家を構えている人は多くなりました。そうであれば、例えば同居していた伴侶が亡くなればその遺品整理は残された相方が負い、その相方が亡くなれば家1軒分の家財整理、遺品整理を子どもが負うことになるのです。
葬儀や墓のことで経済的な負担をかけた後に、更に遺品整理で負担をかけます。残された相方に、その負担に耐えうるだけの経済力や体力があるのでしょうか。子どもにそれを負うだけの収入があるのでしょうか。遺品整理は数万円ですむ話ではありません。生活用品のそろった一軒家をすべて片づけるとしたら、全国平均で30万円から100万円ほどはかかるといわれます。
だからこそ必要なのが遺品整理に関する正しい知識と、生前整理です。また、エンディングノートに自分の大事な品物や、資産情報、貴金属や骨董品などについて記録し、死後に役立つよう準備しておくのがよく、生前整理に迷ったら、それこそ遺品整理士に相談して下さい。
しかし、これだけ準備していても、孤独死しては意味がありません。孤独死の後に特殊清掃が必要な場面になってしまったら、特殊清掃だけでなく、例えば住んでいるのが賃貸住宅で、大家や隣人に保障が必要な事態にまでなってしまったら。生前整理し、残された人間の負担が少なくて済むよう始末していても、孤独死すれば想定外の大きな負担が生まれます。孤独死せぬよう、地域の福祉サポーターや友人たちと繋がっておくことが重要です。
自分は独り身で子供もいない、死んだとしても迷惑のかかる人はいないだろう、とは思わないでください。民法上の扶養義務を負うのは直系の三親等ですが、家財は資産であるから相続の問題となります。ただ死ぬだけでは済まない世の中になりましたが、どうやらこれが現実なのです。
いざ身近な人が亡くなった時、冷静でいられるとは限りません。
昔は四十九日の法要の後に、親戚一同で形見分けをしたものですが…などと思わない方がよいです。昔は昔、今は今、未来は未来。時代に相応しいやり方で、生活と思い出を守らなければならない時代になったのです。
2015年06月21日
孤独死になってしまう傾向 第5話
孤独死を防ぐために
遺品整理士の私が学んだことを、少しずつお話しようと思います。
第5話は、環境面と精神面の両面からみた年齢傾向をお話します。

(環境面)
◆超インドア派?
他人に邪魔をされずに趣味やネット、映画鑑賞に読書と休日の過ごし方は人それぞれです。インドア派にはアウトドア派に負けない休日の過ごし方がある!もちろんそうでしょう、しかし、その分何かが起きた場合はどうしても気づいてもらいにくくなってしまいますので、超が付くインドア派の方はご注意ください。

コンビニやファミレス、デリバリーと中食産業は独り暮らしの強い味方であり、同時に独り暮らしを助長させてしまう要因でもあります。若いうちからそれらの便利さになれてしまうと、偏った栄養摂取になってしまうと分かっていても、歳をとってからもそれらのサービスに頼ってしまうことになります。外食ばかりでは健康にもお財布にも負担が大きいですから、自炊スキルを磨いていきましょう!

◆家に人を招くのが嫌い?
他人を自分の部屋に呼べる方はそれだけ社交的であり、そして何より部屋が整っているということです。高齢者の孤独死で多いのが、せっかく誰かが訪ねてきても散らかった部屋を見せるのが恥ずかしくて、玄関で追い返してしまい、最後には誰も訪ねてこなくなってしまった故の孤独死、というケースがたくさんあるそうです。
部屋は定期的に 掃除をして、突然家族や友人が来たとしても恥ずかしくないようにしておけば、訪ねて来てくれる方も増えて孤独死なんて恐くなくなりますよ。

(精神面)
◆フェイスブックやLINEなどで毎日挨拶するような人はいない?
最近はSNSなどの交流サイトも活発で毎朝決まった時間に「おはよー」などの挨拶を している方もいることでしょう。フェイスブックやLINEなどは現実での知り合いの事も多くそんな方が何日も音信不通だったりしたらきっと誰かが異常に気づいてくれるはずです。ネットの世界での挨拶はこれからの時代の孤独死予防に一役かってくれることになるかもしれません。

多人数で楽しむゲームをあえてソロプレイをし続ける人は、余程の孤高属性の持ち主 かそれともネットの世界といえども人付き合いが苦手な方でしょう。仮想世界でも他 人を避ける人は現実世界でも人付き合いが苦手な方が多い傾向にありますので、孤独 死の危険性が高まっていることになります。

会社などでは社交的で人当たりの良い方でも、意外に多いのがこのタイプ。仕事と割 り切ってしまえば他人とも関わっていくけれども、それ以外ではなによりも自分の時 間が大切で、自分の時間が他人に邪魔されるのを極端に嫌う傾向の方。こういった 方々は自然独りでいる時間が多くなり、それに比例して他人との関わりが希薄なって いきますので孤独死の危険性が高くなります。

※どうですか?思い当たりますか?
この続きは最終話です。孤独死を覚悟されている方へ・・・です。